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『信玄上洛~武田の御旗を打ち立てよ~』 とは 7 years ago
-サイフォン初のアナログゲーム-

2011年12月9日、『信玄上洛~武田の御旗を打ち立てよ~』が発売された。
サイフォン初のアナログボードゲームであり、『Si-phonBoardGame』の第一弾作品である。

予定されていた計画より半年ほど早くなったシリーズであるが、結果としては良かったと感じている。
これまで展開してきたWindowsも、長く迷走を続けており、違った展開をするには良い時期であった。
また最初に入ったスタッフも成長し、今回は外注なしで制作する事ができたのも大きかった。
これは組織として成長の表れでもあり、今後の展開を見出せる作品ともなった。

-ソリティアアナログゲームとして-

対戦型アナログゲームについては、先駆者も多く、新規に参入する意義を見出せなかった。
そこで、国内ではあまり手をつけられていない-ソリティア-システムに注目し、展開する事を決定する。

作っているうちに、この市場もまだまだやれる余地が多い事に気付いた。
対戦型ゲームのソロプレイとも違い、また対戦とも違う世界を見つけたからだ。
(詳しくは「ソリティアゲームについて」掲載)
その第一歩として『信玄上洛』が登場するのであるが、これに終わらず、今後も展開を続けていきたい。

-サイフォンボードゲームとして-

確かに、今回の『信玄上洛~武田の御旗を打ち立てよ~』はアナログゲームである。
紙のマッブにチャート、そして打ち抜きカウンター、という昔からよくあるコンポーネントだ。

だが作品はこれに終わらず、印刷物の入稿と共に次の展開へ移っている。
それは「デジタルボードゲーム」への挑戦である。
別にボードゲームは、アナログだけの世界とは思わないからだ。
シリーズ名「Si-phonBoardGame」もアナログゲームでなく、ボードゲームとした理由のひとつでもある。

という事で、このところ普及著しいタッチパネル型端末のボードゲーム化へ着手した。
まだ色々と手探りな箇所も多いのだが、今後の展開に期待して欲しい。

-戦国大名の息吹を感じ取るゲームとして-

順序が逆になってしまったが、『信玄上洛』ではこのコピーを目指して制作した。
PCゲーム『戦ノ国』でも、当初使っていたコピーであったが、より戦国大名の心境に近づけたと思う。

何故、信玄が上洛にあたって上杉の足を奪ったのか、そして北条へ攻め込んだのか。
織田の足を止めつつ、徳川領の制圧を優先したその理由。等など。
ユニットを並べ、信玄の作戦行動順位を考えると、なるほど、と思えてくるだろう。

そして今回は敵であるが、信長からみた朝倉討伐と、目の上のタンコブ的存在の長島。
攻めても意味の薄い伊賀攻めと、そこへ勝手に攻めた息子・信雄への怒り。
朝倉と行動を共にする浅井と、収録シナリオでは外しているが、浅井を助力する延暦寺勢力の鬱陶しさ。
それらを総合すると、信長が取った殲滅順位の妥当性も、マップとユニットから見えてくるだろう。

アナログゲームの良さを最大限利用させて貰い、こうした戦国大名の息吹を再現する事となる。
信長が信長らしく、浅井・朝倉がそれらしく、その中で武田であるプレイヤが思いの戦略をぶつける。
本来、シミュレーションゲームが持っていた面白さは、ここにあるのだろう。
という思いを持ち込んでみた。

-自作シナリオを奨励した理由-

収録シナリオは「西上作戦」「長篠合戦」「信玄上洛」「御旗楯無」「上洛でごしゃる」の五本。
最期のシナリオが自作シナリオのチュートリアルとして収録した、今川義元の上洛戦である。

前の四本が本編シナリオであるが、名称が堅くてある意味つまらない。
つまらないというのは語弊があるが、言葉にパンチが無い上に遊び心が足りない。
ゲームがゲームなので仕方がないが、自作シナリオを奨励しているのなら、その一役かってもらおう。
という事で、並べると目につくシナリオ名としたのが「上洛でごじゃる」である。

軽いタイトル名とは裏腹に、内容は「今川の上洛戦は伊勢湾エリアの掌握説」を採用している。
桶狭間をゲーム化するわけでもなく、伊勢湾エリアの掌握がどんなものであるかを試すものである。
後の覇王・織田信長も、このシナリオでは「ただのエサ」である。
内容として面白みが無い代わりに、シナリオ名で誤魔化しているのだ。

ただ、このシナリオの拡張として、京まで進む追加ルールも付けた。
こうした段階を追って、自作シナリオを制作して欲しいとの思いからである。
特に、この手の素材へ興味を持ち始める10代前半のユーザーには、是非行って貰いたい。
自分で色々と調べる事で、歴史への興味が一段と増すからだ。

-今後の展開について-

今後は色んなタイトルを増やしていく予定である。
様々なモチーフを使ったゲームを提供していく事が、本来、Si-phonの目的であったからだ。
それがないと、売れるモチーフだけではファンの拡大は難しい、と感じていたからこその業界参入だった。
だからこそマイナーテーマが多い『ウォーゲーム日本史』(国際通信社)の応援も行っているのである。

また『信玄上洛』というより『Si-phonBoardGame』シリーズとしての水平展開も開始している。
上で書いた様にタブレット型端末での展開である。
ここから新たに、シミュレーションゲームファンの拡大を目指していきたい。

2011年12月9日、ソリティアゲーム『信玄上洛』より、新たな展開を目指していく事を宣言する。


関連リンク
Si-phonBoardGame公式ページ
信玄上洛公式ページ


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ソリティアゲーム について
『Si-phon Board Game』 とは