Si-phon Game Club (SGC)Simulation Game & Column (SGC-シミュレーションゲームとコラム-)

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『SGC別冊Vol.1 戦ノ国発売記念号』 とは 9 years ago
-戦ノ国のデザインコンセプトを伝える書として-

何気にスタートしたSi-phonGameClubの冊子も、早くもVol.3を数え、今般、生意気にも別冊を出す事に。
戦国シミュレーション『戦ノ国~もののふ絵巻~』の発売を記念してのものである。

ゲームの中にはマニュアルが、ちゃんと存在している。
空母決戦』にて試してみたユーザーマニュアル形式のものを、更に進化させ、今回もフルカラーでご用意した。
しかし戦国シミュレーションとなると、勿論、プレイしやすく纏めているものの、ルールや仕様は煩雑である。
操作方法だけでは、プレイヤーが欲しいと思う情報が、何かと不足するものだ。
それを補填するものとして、今回、マニュアル後半部へチュートリアルを入れてみた。
が、チュートリアルはチュートリアルである。更に突っ込んだ情報ではない。

悩んだ末に、更に追加して、特典冊子を作成する事にした。
PDFでも良いではないか、という案もあったのだが、やはり紙の重さは違う。
確かにコストは掛かるが、その分、多くの情報を伝える事ができるだろう。そう信じた。
と、思えるのも「空母決戦トラトラ虎の巻」での経験からである。

-専用の冊子へ-

初めは、予定していたSi-phonGameClubVol.4の中へ、特集記事として入れる案であった。
予定されていた配布時期は10月中旬。これは「戦ノ国」の発売予定日が8月27日時点での計画だった。
だが、弊社の問題で発売日が遅れる事となり、新たな発売日は9月30日と決まる。

冊子Si-phonGameClubの制作は、プログラムの部隊とは別の班で行っている。DTP作業なので当然だが。
という所で、作業は平行して行っていたのだが、どうもページ割の作業からして進みが悪い。
悪い原因は「戦ノ国」の特集記事の展開と、後半ページの繋ぎが巧く定まらないからであった。
そんなこんなで、8月も終わり9月に入った。だが状況は変らない。他の仕事の都合もある。

個人的な事ながら、昔から、悩んだらやらない。買わない。動かない。というのが信条である。
その代わりに、やると決めたらトコトンやる事にしている。
今回は悩みが解消する見込みが無いので、Vol.4の展開を止めた。その代わりに、専用の書を作る事にした。
これで悩みは無くなった。案外、問題の解決方法は、単純な所にあるものだ。

-作業チームの編成-

こうなるとトコトンやる。という事になるのだが、いざやると決まると、次々に欲が出てくる。
折角作るのであるならば、製品の中へ入れ込めないか。DTPの担当者からすると、嫌な予感だろうが気にしない。

カレンダーを眺めてみる。五日しかないが、週末までに印刷データを仕上げると、なんとか間に合いそうだ。
但し、手抜きがあっては何にもならない。今回は特に「伝える内容が重要」なのである。
取り急ぎチーム人選を行う。最短の時間で、最高のものに仕上げなければならない。
コミニュケーションのとり方も大切であれば、意思の疎通が何より大切である。
よって経験のある「初回特典冊子」のチームが、そのまま今回のチームとなった。

まずはライターへ連絡をつける。ライターは白浜わたる氏である。
戦ノ国もののふ年表システム」という、1000を超えるパターンのエンディングを担当して頂いた方である。
だが今回、ゲームプログラムの開発には携わっておらず、簡単なコンセプト程度しか伝わっていない。
急ぎ、開発中のプログラムを用意し、仕様の確認を行い、プレイして貰う。

-より深くプレイして貰える為に-

プレイして貰っている間に、ページ割を行い、これを伝え、展開方法を確認し合う。
ダラけたプレイ日記ではなく、デザインコンセプトを理解して貰うのと、プレイの補足にならなければないない。
また、この手のSLG系ゲームについてくる、リファレンスマニュアル的なものでも意味がない。
噛み砕いて「分かり易く表現する事」に、手間とコストを掛ける意味があるのだ。

初めてのプレイなのに、凄い質問が飛んで来た。開発陣へその質問を投げかけ、テキスト作成の準備は整う。
週が始まり、朝一番の会議にてDTP部隊へこの仕事を伝える。
最初は呆気に取られていた様であるが、やり甲斐のある仕事と感じたのだろう。士気は高かった。

士気が高いと、作業効率も良いし、何にしても出来も良くなるものである。
構想より僅か五日での入稿となったが、その短さも関係なく、きちんとコンセプトが伝えられるものに仕上がった。
見た目が地味なゲームである為、伝わるか不安であった箇所も、丁寧に説明して貰った。
この書を読んでプレイして貰うと、一段と深く、プレイできるのではないだろうか。

2010年9月14日、今回の作業チームへ感謝しつつ、ユーザーへ対し、コンセプトがきちんと伝わる事を願う。


関連リンク
戦ノ国~もののふ絵巻~


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